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発芽玄米とは

発芽玄米とは、玄米を1,2日程度、32℃前後の状態で水分を含ませて、1mm程度の芽が出た状態で人為的に成長を止めさせたものです。発芽玄米にすることにより炊飯に手間が掛かる玄米と違って、白米と同様に炊くことができます。玄米の米ぬかには美白・美容効果のある成分が含まれています。さらには、発芽時の酵素の働きで、玄米にもともと含まれていた栄養成分が増加して、玄米の状態では充分に消化吸収しきれない成分や、新しく有効な成分が発生することになります。血圧上昇を抑制する作用があるガンマアミノ酸(通称ギャバ)が白米の約10倍程度含まれています。2007年3月、日本発芽玄米協会は、「おこめを変えると、あなたが変わる。」というスローガンで「発芽玄米普及プロジェクト」を発足させた。発芽玄米の普及に情報を発信している。

発芽玄米の作り方

先ず、トレー、パレット、鍋などの底が広くて水が漏れないものを用意します。次に玄米を1cm程度の厚みで敷き詰め、玄米がちょうど沈むまで水を入れます。玄米が発芽するのに最適な温度は30℃〜37℃なので、冬場はラップなどを上からかけて保温すろがベターです。ただ、20℃前後でも発芽しますので、特に夏場などは室内にそのまま放置します。また、発芽するためには酸素が必要ですので密封はしないで下さい。あとは、4、5時間おきに水を取り替えないといけません。そして、待つこと24時間〜30時間。いとも簡単に玄米の胚芽がひょっこりと飛び出してきます。最後は、水を切って、新聞紙などのイ上で天日干しすれば出来上がりとなります。炊飯器で炊くときは、少し水をおおめにすることがコツです。そのへんのことはお好みに合わせて調節して下さい。また、保存は冷蔵庫で行ってください。

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その特徴

発芽玄米は白米に比べて栄養価が高く、白米に含まれないビタミンB1やミネラルを豊富に含有しています。また、従来の玄米に比べて甘みがあり、比較的口にしやすいのも一つの特徴です。ミネラルの消化吸収は、従来の玄米ではフィチン酸が抑えられがちであったが、発芽玄米ではフィチン酸が抑えられ、効率よく消化吸収が効率よく行われると言われています。発芽玄米を白米に混ぜて炊くことで白米に不足している栄養素を補われる。しかし、白米、玄米と比較して、発芽玄米はひび割れが起こりやすいという欠点も報告されています。発芽によって、様々な酵素が活性化されるために、胚乳に蓄えられているデンプンやタンパク質が分解され、甘みや旨みが増加するということです。近年、コメアレルギーの原因となるアレルゲンが白米や玄米に比較して低減することが発見されています。

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